About Jack O’Neill

O'NEILL(オニール) 創業者JACK O'NEILL(ジャック・オニール)の顔写真 セピア

WITHOUT JACK,
THIS WORLD BE A DIFFERENT WORLD

もし、ジャックがいなかったら、
今とは全く別の世界だったでしょう

by DREW KAMPION

オニールは世界で最も歴史のあるアクティブスポーツ&ライフスタイルブランドです。
その創業者ジャック・オニールは、今日のマリンスポーツ愛好家にとってもインスピレーションの源となっています。

ジャックは世界で最初のネオプレンウェットスーツの発明後、世界初のサーフショップをオープンしました。
以来、「ALLWAYS SUMMER ON THE INSIDE(内側はいつでも夏)」でありたいサーファー、ウィンドサーファー、ウェイクボーダーの切なる願いを実現させるため、革新的で快適な製品を生み続けています。

O’NEILL HERITAGE

オニールブランドの歩み

1950’s:
偉大なる最初の一歩目

1950年代初期、ジャック・オニールは北カリフォルニアの凍るような海水の中で少しでも長くサーフィンできるようにと、最初の第一歩を踏み出しました。
なにより重要なのは、ジャックが作り出す製品が市場に受け入れられるとわかっていたということです。

さらには、その製品により、人々と海との関係には劇的な変化がもたらされる可能性があると彼は感じてもいました。
そうして、わずか20歳だった彼は海軍の潜水服からヒントを得て、プロトタイプとなる世界初のウェットスーツを製作。
そして、サンフランシスコでも世界初となるサーフショップをオープンさせたのです。

O'NEILL(オニール) JACK O'NEILL(ジャック・オニール)自身が経営する”SURF SHOP(サーフショップ)”の写真
O'NEILL(オニール) JACK O'NEILL(ジャック・オニール):ジャックオニールは1952年にサンフランシスコのグレートハイウェイの沖に最初のサーフショップをオープンしました
O'NEILL(オニール) JACK O'NEILL(ジャック・オニール):第二次世界大戦のダイビングベストを使った実験を通じてネオプレンウェットスーツを発明しました

その後、1953年にサーフベスト、1955年にネオプレーンベスト、1956年にビーバーテールジャケットやショートジョンを開発します。

精力的に活動を続けたジャックは、1959年に北カリフォルニアのサーファーにとってのホームであり、ベストウェーブが割れるサンタクルーズにサーフショップを移転させます。
新しいサーフィンの潮流を作るために、そこを拠点として製品を世に送り出したのです。そして、ジャックは間もなく「サーフシティ」と呼ばれるその町で、セールスを急激に伸ばすことに成功。
こうしてO’NEILLは、THE FIRST NAME IN THE WATER(水の中における第一人者)となったのです。

1960’s:
アメリカ全土に拡大

1960年代初期までにビジネスは急速に拡大し、O’NEILLは年間を通した商品としてウェットスーツを展開するようになりました。
やがてアメリカ西海岸のみならず、東海岸でもそのクオリティの高い製品とO’NEILLの名は知れ渡り、冷たい海に入るサーファーにとってのマストアイテムとなっていきました。

1965年には世界初のウェットブーツが開発されます。
これは、今日もO’NEILLが持ち続けている革新に対する意識の現れです。
このブーツの出現によって、より冷たい海 での長時間の入水が可能になりました。さらに、O’NEILLはバルーンを使った宣伝活動に打って出ます。
ブランド名を配したバルーンで海岸線を飛び、O’NEILLが新しい方法で自然を楽しむ冒険心あるブランドだということを広めていきました。

O'NEILL(オニール) JACK O'NEILL(ジャック・オニール):ウェットスーツ事業に全面的に参入し、さまざまなスタイルと女性のフィット感を特徴とするラインを拡大
O'NEILL(オニール) JACK O'NEILL(ジャック・オニール)気球に乗ってオニールを宣伝しているところ

1970’s:
サーファーがより自由に

O’NEILLが次に成し遂げた偉業は、1971年にジャックの6人いる子供の一人、パット・オニールがサーフリーシュを発明したことに他なりません。
このリーシュの発明はサーファーに革新をもたらし、ワイプアウトするたびにいちいちビーチまで流したサーフボードを取りにいかなくてはならない手間を排除しました。
この商品はすぐにサーファーたちの間で広がり、なくてはならないツールとして流通するようになりました。

つまり、サーフリーシュの登場により、サーファーはより自由になり、今までより多くの波に乗れるようになったのです。

O'NEILL(オニール) JACK O'NEILL(ジャック・オニール):スプリットトゥのサーフブーティーは、ボード上でより自然な感触を可能に
O'NEILL(オニール) JACK O'NEILL(ジャック・オニール)TEAM O'NEILLのメンバーがオープンカーに乗っているところ

一方、ジャックはサンタクルーズの中のお気に入りポイントでサーフィンをしている最中に、左目の視力を失ってしまいます。
ジャックが乗っていたボードが岩に当たり、跳ね返ってきたそのボードが左目に直撃しました。

しかし、その不幸な事故はジャックにハンデを与えることにはならず、逆にアイパッチをつけたジャックがブランドのアイコンのような存在になり、知れ渡っていきました。

1980’s:
海、そして山への広がり

1980年代までに、O’NEILLはその翼をインターナショナルのシーンにまで広げ、カナダやヨーロッパのみならず、日本やオーストラリアといった国にもブランドを展開。
その当時、O’NEILLの象徴的な色だったネオンカラーを世界中にちりばめることになりました。

また、1980年代はO’NEILLのもともとのフィールドであった海だけではなく、山、つまりスノーボードのジャンルでも大きな役割を果たし、特にヨーロッパでの活動は顕著なものになりました。
そして、O’NEILLが新しい方法で自然を楽しむ冒険心あるブランドであることを再認識させるに至ります。
1987年から1988年にかけて行われた初めての大きなスノーボードのワールドカップもスポンサードし、そういった面からもO’NEILLはこのスポーツの発展に多大な貢献をなしました。

O'NEILL(オニール) JACK O'NEILL(ジャック・オニール):O'NEILLを着たサーファーたちが木陰でたむろしている
O'NEILL(オニール) JACK O'NEILL(ジャック・オニール)スポンサードしたスノーボードの大会で選手が技を決めているところ

一方、ビーチシーンではサーフィンが一大ブームを巻き起こしていきました。
メディアはカリフォルニアのスローなライフスタイルを大々的に取り上げ、その中で自由なマインドを根本に含むスポーツであるサーフィンも頻繁にピックアップされるようになりました。
ウェットスーツやサーフブーツの質も飛躍的に高まり、結果としてサーフィン人口は爆発的に増加していきました。
そうしてサーフィンは確実に当時の人々の心を捉えていき、O’NEILLはそのブームの一端を担ったのです。

1990’s:
環境保護への意識付け

1990年代にジャックは決断を下します。それは、経営の第一線から退くことでした。
そうすることで、ジャックは海と接する時間が増え、海の偉大さを再認識することになりました。

一線を退いてから1996年にジャックが始めたのが、子供たちに環境保護の意識付けを行うプログラムです。
これはジャックの長年の念願だったプロジェクトで、O’NEILLシーオデッセイと呼ばれました。
また、同年にはサーフィンウォークオブフェイムでジャックのサーフィンと環境保護に対する貢献が評価されることになりました。

一方、O’NEILLというブランドにとって 1990年代は引き続き世界的な広がりを見せた10年でした。O’NEILLが展開するアクションスポーツはメジャーシーンに躍り出て、世界を虜にしていきました。

O'NEILL(オニール) JACK O'NEILL(ジャック・オニール)子どもたちにサインを描いているところ
O'NEILL(オニール) JACK O'NEILL(ジャック・オニール)船を操縦しているところ

2000’s〜:
あらたな世紀に向けて

2000年代に突入すると、サーフィンやスノーボードなどのアクションスポーツは新たなプロフェッショナリズムの道を歩み始めます。
O’NEILLもジョディ・スミスなど各分野の有能なアスリートをチームライダーとして迎え入れ、長年ブランドコンセプトの一つとして掲げていたRIDER DEVELOPED, RIDER PROVEN(ライダーによって開発され、ライダーによって証明される)というアプローチをさらに押し進めました。

また、2000年代にO’NEILLはイベント開催にも注力。コールドウォータークラ シックをさらに推進した上に、O’NEILLエボリューションやビッグマウンテンプロなどの新しいイベントを行い、できる限りベストなコンディション下で大会を運営しました。

アスリートたちがよりハイレベルなパフォーマンスができるように尽力し、アクションスポーツの発展に貢献していったのです。

O'NEILL(オニール) JACK O'NEILL(ジャック・オニール)JORDY SMITH(ジョーディー・スミス)がパドリングしているところ
O'NEILL(オニール) JACK O'NEILL(ジャック・オニール)チューブライディング
O'NEILL(オニール) JACK O'NEILL(ジャック・オニール)砂浜に座る女性
O'NEILL(オニール) JACK O'NEILL(ジャック・オニール)ライディング